ha1ri’s diary

云いたかったこと、云えなかったこと

君がいない間に口ずさめる唄のこと

君がいない間だけ

あの子に内緒で相談する話

君がいない間だけ

一人でついた嘘の話

君はそんなことに1つも興味がありはしないので

多分、ずっと知らないままだ

どうしたのと聞かれても

終わらせないために答える大丈夫を

君は理解できないだろうね

唯一つそこに眠る真実だけを

君は知らないフリをする

大丈夫と言われることは君からしたら

コミュニケーションの放棄になるのだろうか

けれど、大丈夫と言わないと

終わってしまう世界なので

これではごっこが続くばかりだ

ずっと君にあて書をする

この物語のための言葉たち

君がいない間は素知らぬ顔で

口ずさんでいたあの唄も

君がいるとこの口は

必死になってまくし立ててしまうから

1つも唄など唄えやしない

君の前では平凡な

そこら辺の女の子のひとりだった

と思い込んでいた

本当はそんなところにもたってなんかいなかった